血糖値の検査で早期発見が可能になった糖尿病

「糖尿病」という字のごとく、尿に糖が出ている人が糖尿病だと思われがちですが、実際は糖尿病の人でも尿に糖が出ない人も多く、また尿に糖が出ても血糖値の高くない人もいます。確かに以前の糖尿病の検査は、尿で行われていましたが、これでは上記の理由から見付けにくいと判断され、現在では血液を調べて血糖値で検査をするようになりました。また、以前の検査では、ブドウ糖の濃度が170mg/dlを超えないと尿に糖が出にくいため、症状が進行するまで発見しづらい、という問題がありました。しかし、現在の血液検査では血糖値が110mg/dl位から高い状態だと判断できるため、早期発見ができ軽症例が増え、重症例が減ってきています。
「日本糖尿病学会」で定めている糖尿病の診断基準によると、空腹時の血糖が126mg/dlとしています。しかし、1度の検査で糖尿病と判断してしまうのではなく、126mg/dlを超えたら再度採血を行い126mg/dlを超えるかどうかをチェックします。
 糖尿病予備軍である110mg/dlから126mg/dlの人は、ブドウ糖を75g飲んで、30分、60分、120分後に血糖値を測定し、2時間値が200mg/dlを超えるかをチェックする「ブドウ糖負荷試験」を行います。これらの検査で血糖値が、空腹時に126mg/dl以上、ブドウ糖負荷試験後に200mg/dlの場合を糖尿病と判断します。これに対して空腹時に110mg/dl未満、2時間値が140mg/dl未満が正常な状態であると定めています。



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