現代社会の子育ては、母親が1人で育児をしているケースが非常に多く、マンションやアパートの1室で誰とも会わずに子供と2人きりで多くの時間を過ごしています。そのため、外で働く父親となかなか分かり合えず、母親の大半はストレスを抱え、そのストレスが原因で叱ってしまうこともあるようです。
「叱る」という気持ちの裏には、大人の孤独感や疎外感、孤立感、怯えがあり、それを我慢できなくなった時に手を挙げてしまうという結果に繋がっています。多くの母親は、子供に大切なことを伝えるために手を挙げるのではなく、競争心や虚栄心、近所や周りなどの圧力から、追い詰められて子供に思わず手を挙げてしまうことがあります。母親のことを大好きな子供や繊細な子供ほど、自分のことを良く理解しないで、一方的に感情の捌け口にされた時、または真心のない機械的な育児をされた時に受けるダメージは大きくなります。
子供に手を挙げる時、今の自分は子供に何かを伝えたくてしているのか、それとも競争心や虚栄心、または自分が叱られないためなどの理由からしているのか、本来の自分を忘れていないか、ということを少しの間をおいて考えてから行う必要があります。一呼吸おくことで気持ちが落ち着き、同じ叱る言葉でも子供への伝わり方が違ってくるはずです。