コミュニケーションの回復 〜安心できる無意味な会話が信頼を高める〜

「コミュニケーション」は、家族が第1にやらなくてはいけないポイントです。「安心してひきこもれる環境づくり」とは、そっとしておくことではなく、たくさん構いながら安心して会話ができる関係、環境を作ること。率直で誠実なコミュニケーションが効果的です。
 家族は本人が最も気にしているような、将来や学校についてなどの会話をしてしまいがちですが、このような意味のある会話は重すぎるので、スポーツやニュース、芸能界などの一般的で意味のない会話をすることが大切です。万一、コミュニケーションが断絶している家庭でも、挨拶から始めて信頼と安心ができる関係を作ることが解決に繋がります。
 あくまでもコミュニケーションとは面と向かって会話をすることで、家族同士でのメモやメール、電話などはコミュニケーションとはいえません。さりげなくひきこもりのTVをつけておくなど「これ見て悟れ」式の方法も逆効果です。
 本人の立場を尊重し、拒否する意思を示す余地を与えたコミュニケーションを続けていけば、心を開いてくれるようになります。
 最後に、現在では、日本中で多くの人がこの「ひきこもり」という問題を抱えていますが、ガイドラインが配布され、各地の保健所や精神保健福祉センターなどで対応できるように組織されつつあります。家族会やその他の機関へ積極的に参加して、適切な知識に基づき本人とのコミュニケーションを回復の第1歩として、勇気を持って踏み出すことが大切です。



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