ストレスとは、精神的や肉体的に負担をかける状況や原因をいいます。いじめや人間関係など、ストレスとなる原因を「ストレッサー」と呼び、外部からの刺激で動悸や胃の調子を悪くするなどの心身の反応を「ストレス反応」と呼んでいます。そのため、ストレスの対処には「ストレッサー」「ストレス反応」、またはその両方が含まれているのかをまず把握する必要があります。
現在、ストレスを感じている労働者の数は20年前より10%程増えており、自殺者は年間3万人にものぼっています。なかでも、50歳代の男性という働き盛りの年代に自殺者が増えてきています。しかし、仕事を辞めて老後の生活に入った年代では、減少してくるという結果も出ています。このことからもわかるように、職場でのストレスが大きな原因となっているようです。ただし、仕事だけが要因になるのではなく、個人の性格や対処能力、教育を受けてきたレベルや内容、しつけなどのさまざまなことが関与してきます。また、家庭や地域での役割などもあるため、その1つひとつが原因に加えられていくこととなります。
また、ストレスがあっても家族や上司、同僚がサポートしてくれるかどうかで、反応の起こり方が違ってきます。これらは「緩衝要因」と呼ばれ、ストレスのレベルに大きく影響を与えます。