個人へのアプローチと環境へのアプローチ〜仕事の要求度とコントロール〜

 仕事上のストレッサー、ストレス要因の中で最も注目されているのは「仕事の要求度」と「仕事のコントロール」の2点です。他にもストレス要因となるものはたくさんありますが、仕事上のストレス要因を減らすには、ストレッサーの軽減が効果的。これは、ストレス反応を起こさないようにする一次的な予防になります。
 仕事のコントロール度や裁量の自由度が低い、仕事の困難さや量が多い人は、ストレスを感じる度合いが高くなり、仕事の段取りなどを自分で決めることができる自由度の高い状態、仕事の困難さや量が少ない人のストレス度は低いと考えられます。要求度が高く、自由度の低い環境では、心臓に病気を持つ人やうつ状態といったストレス反応、ストレスに関係する疾病の人が多いという結果も出ています。しかし、裁量の自由度があまりにも高いと、自分で考えたり、判断したりすることが多くなり、責任性の高さが不安やストレスになるということも判っています。
 また、同じ状況でも上司や同僚、家族からのサポートを十分に受けられる人は、ストレスを感じる度合いが低くなりますが、サポートが受けられない場合、さまざまな疾病のリスクを高めてしまいます。
 職場の環境を整えるためには、職場の改善や、仕事の進め方について個々の意見を取り入れていくことが大事です。仕事の量や負担などの問題を解決するためのディスカッションの場を設けたり、自由に発言できるチャンスを増やしていくことで改善されていきます。全てを統轄されてしまうと、働き甲斐が感じられなくなったり、疲労困憊してしまう場合があるので、ある程度は自由にやれる権限を与えることが大切です。このようなことが改善されると、労働者のコントロール度や、仕事の自由度に関する感覚が向上されていきます。



‖ TOP ‖  ‖  ‖  ‖  ‖  ‖

株式会社保健同人社 Copyright(C)2003 HOKENDOHJINSYA Co.,Ltd