高齢化社会になるに従い、自分は「痴呆」なのではないかと心配される声が多く聞かれるようになってきました。それらに対し、「単なるもの忘れ」なのか「痴呆の初期」なのかという正しい診断が必要になってきます。
最近では、「年齢相応のもの忘れ」と「痴呆」の間に「MCI(mild cognitive impairment)」という段階があるといわれています。MCIは、「軽度認知障害」というもので、標準よりもかなり物忘れがひどい症状です。しかし通常の日常生活には支障はありません。これは4、5年程経過していく内に、本当の「痴呆」になってしまう人もいれば、そのままの状態を保っていく人もいるため、注目されている症状です。
現在では、「もの忘れ外来」「メモリー・クリニック」「シルバー外来」などと呼ばれる医療機関が増え、ニーズも非常に高まってきています。ここでは、「長谷川式テスト」や「かなひろいテスト」などや、画像で脳の萎縮を調べる「MRI」「CTスキャン」などさまざまな検査方法があります。
自分1人で心配していてもストレスを溜めてしまうだけなので、医師の正しい診断を受けることをおすすめします。それが早期発見のポイントでもあります。