BMIの数値が10や11と低い場合、明らかに健康ではないのですが、患者本人がそれを感じていないことがあります。また、具合の悪さや疲れを口に出さないので、周囲の人が気付かず、症状を悪化させてしまうこともあります。したがって、調子が悪いことを言えるような治療環境や家庭環境を作ることが重要といえます。
前にも述べたように「摂食障害」は、心と身体の両方に症状が出ます。そのため、身体だけではなく、心のケアもしておくことが大切です。体重だけ見て回復したと思っていても、逆戻りしてしまうケースは多々あります。
病気を治したいと思った人にきっかけを聞くと「体の衰弱」を1番に挙げています。たとえば、便利な生活の中では体の不調を感じることがなかったのに、久し振りに布団の上げ下ろしをして、筋力の衰えを感じることなどです。1度、自分で具合の悪い状況に直面する機会があると、病気に気付くきっかけになることがあります。
また、必ずしも精神分析をする必要はありませんが、患者本人の気持ちをよく聞くことは大事なことです。