長期化する摂食障害〜自分の病気の原因を見付けて克服する〜

 ロンドンのモーズレー病院で「摂食障害」の患者さんに長年携わってきた、ジャネット トレジャー先生の著書「拒食症サバイバルガイド」には、「摂食障害」の人に「拒食症」という魔物が付いている絵が描かれています。
 このモーズレー病院では、自分の病気にどのようにして気付くかということを考えるために「手紙療法」というものを行っています。1通は「拒食症への文句」で2通目は「親愛なる拒食症様」という手紙で、「摂食障害」で困っていることや、反対に病気のおかげで助かっていることを列挙して、自分の症状を知るという方法です。
 病気になることで自分が守られたり、得をしていることがないかなど(専門的にはこれを「疾病利得」といいます)を考えてみることは大事で、社会に出るのが怖かった、親が子供の世話をし過ぎ自立を妨げていたなど、原因を見付けることで病気を克服しやすくなります。症状が慢性化してしまっている場合に、これに気づくことがとても効果的です。



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