リハビリテーションと音楽〜痛みや疲れを感じにくくする〜

 身体のリハビリテーションは、しばしば痛みを伴うこともあり、参加意欲が持てない方も多くいらっしゃいます。しかし、筋力の維持、関節の可動域を確保するためにはリハビリテーションを継続していくことが重要です。
 リハビリテーション時に、好みの音楽を聴きながら行うと、いつもより時間が短く感じられ、疲れをあまり感じないという研究報告があります。また、音楽の持つ規則的なリズム刺激が運動を促すことも知られています。
 慢性疾患の1つであるパーキンソン病にも、音楽を活用した治療法が採用されています。1990年代からコロラド州立大学の音楽療法と理学療法の合同チームが中心となり、患者様のお好きな曲に、歩く速度に合わせたクリック音(メトロノームのような音)を重ね、それを聴きながら歩くことで、歩行を改善しようという研究が続いています。
 また、パーキンソン病においては、筋肉の固縮と運動低下により、多くの場合、声が小さくなる、かすれる、震える、しゃべる速度がコントロールできない、などの症状が見られます。現在、私(羽石)は、呼吸法・発声・歌唱・音読などを組み合わせた音楽療法プログラムを開発、実行して、パーキンソン病の患者様の声と言葉の障害の軽減にとりくんでいます。



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