「甲状腺」は、頸部の突起である甲状軟骨(のどぼとけ)の下に位置する臓器です。蝶が羽を開いたような形は、右側が右葉、左側が左葉と呼ばれています。甲状腺はそれほど大きな臓器ではないため、通常の場合、触ってみても分かりません。
甲状腺は血液中にホルモンを分泌する内分泌器官の1つです。食べ物からヨードを摂取して、甲状腺ホルモンを2種類合成します。ヨードが3つ付いている甲状腺ホルモンをT3、4つ付いているものをT4と呼んでいます。
脳の下垂体から出る甲状腺刺激ホルモンのTSHという物質が、T3やT4の量を正常範囲になるように調節しています。しかし、T3やT4が不足している場合、甲状腺刺激ホルモンがどんどん甲状腺を刺激するため、組織が徐々に肥大してしまい、最終的には外から見てもはっきりとわかるほど、甲状腺が大きくなってしまいます。