「広汎性発達障害」は、「自閉症」「アスペルガー症候群」「レッド症候群」「小児期崩壊性障害」「その他の自閉症」という5つ障害の総称です。
この障害では、人と関わることが苦手、会話が苦手で自分の言いたいことだけを一方的に話してしまう、何か想像して行動するのが苦手で、おままごとやお買い物ごっこなどが上手にできないといった特徴があります。このような「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「想像力とそれに基づく行動の障害」が、3歳までに6ヶ月以上見られた場合、広汎性発達障害の診断を考慮します。
また、診断基準には入りませんが、「感覚の過敏さ」という特徴もあり、音や匂い、肌に触れることなどに敏感です。家で掃除機をかけると、その音におびえて大声を上げたり、下着のタグが気になってしまうなど、感覚の過敏さも非常に特徴的な症状です。
このように人との関わりや状況にとても困難を極める子ども達は、つねに不安感と恐怖感を持ち、例え親子であっても早い段階での自然な信頼関係は樹立しません。そのため、どのように向き合ってよいか何年も分からない状況に置かれてしまいます。関わる人は、子ども達の持つ不安や恐怖を理解して、配慮しながら接することが必要です。