まとめ〜身体の仕組みや健康に関心を持ち、生涯リスクの少ない生活を送る〜

 女性のヘルスケアは10代から始める必要があると考えられますが、現状では、受診者は20代、30代の仕事を持つ人が多く、健康管理のためや月経の症状を考慮して検診に訪れるケースが中心です。検診を受けた人で全く異常がない人は少なく、66%以上の人に何らかの異常が見つかりました。これらの異常は、すぐに治療を必要とする重篤なものではなく、経過を見たり、軽い治療で回復するものが多く含まれています。早い内から自分の健康に関心を持つことは、病気を悪化させないためにも大切です。
 10代は特にいろいろな検診の必要もなく、医師とのコミュニケーションや、相談できる、将来の健康リスクを避けるという考え方を身に付けるだけで十分です。20代・30代になると徐々に生活に伴ったリスクが出てくるので、それをチェックできるようにする。40歳以上の人は、女性ホルモンが減少し、乳がんなども増えてくるため骨密度を増やすように心掛けたり、生活習慣をチェックをすることが望ましいといえます。
 女性は思春期・成熟期・更年期・老年期といったそれぞれのライフステージにおいて、ホルモンの大きな変動や特徴的な健康問題があります。その時期にどのような生活をすれば良いか、どのような予防をするべきか、きちんとした把握しておくことが大切です。
 最後になりますが、健康とは、一人ひとりが持つ基本的な人権・権利です。全ての女性は、自分の人生と健康を自分で決めていく権利を持っています。病気を予防し、前向きに自信を持って自分らしい人生を実現していくことこそが、現代女性の健康の在り方だといえます。
 病気にならないため、望まない妊娠・出産をしないためにも、女性医療をもっと活用して欲しいと思います。相談やカウンセリングを受け、身体と心のトータルなケアをしていくことが生活の質を高め、生涯健康を保っていくことに繋がるといえます。



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