当クリニックへの受診者には、仕事を持つ30代で、健康に不安があっても婦人科の治療を受けたことがない人、どこに相談して良いか分からないという人が多いようです。
性成熟期にあたる、この時期の訴えとしては月経のトラブルが多く、「月経不順」「月経痛」「月経前症状」で約半数を占めています。この他、性感染症や体調不良、病気の治療への悩み、性生活の悩み、乳房の悩みなどがあります。
女性の身体は、毎月脳から排卵を起こすように指令を出しています。排卵後に受精、着床のために黄体ホルモンを出してそれを助け、1週間以上経っても妊娠が成立していなければ、黄体からのホルモン分泌が減少するため、子宮内膜が剥がれる「月経」が起こります。
先程述べたように、現代の女性は月経という大きな変化を、閉経までに約500回も繰り返すことで卵巣や子宮がが疲れてしまい、「卵巣がん」や「子宮内膜がん」になりやすくなっています。
また、卵巣がんなどの病気の他、月経困難症や月経不順、月経前に体調を崩したり、イライラしたりする「月経前症候群(PMS=premenstrual syndrome)」の悩みを抱えている人も少なくありません。特に働く女性に多く、ストレスや疲れを溜め込んでいる人はホルモンの変化について行けなくなるケースも増えてきています。