女性は、妊娠する可能性がある時期が、10代の初経から50歳前後の閉経まで40年近くもあります。しかし、現代における日本女性のライフスタイルは戦後大きく変化し、出産の回数が昔の女性に比べて大幅に減っています。
結婚や出産をする年齢も高くなり、1975年では初めての出産が平均25.7歳だったのに対し、2004年では28.3歳になっています。また、1人の女性が一生涯で産む子供の数を表す、合計特殊出生率の平均が1.29人です。これは、人口減少に繋がる極めて深刻な問題です。しかし、この結果は人口だけの問題ではなく、女性の健康にも大きな影響を及ぼしています。
通常、妊娠中や授乳中には月経がありませんが、妊娠・出産の回数が減ることで、月経の回数が増えてしまいました。出産回数の多かった昔の女性が、生涯で50回程だった月経を、現代の女性は450回も繰り返しています。そのため、月経に伴って起きる病気が増えてきているのが現状です。卵巣がんや子宮内膜がんは、月経の周期数と比例して増加しています。
子供をたくさん産まないというライフスタイルを選んだ現代の女性は、このような状況に対して、現実を踏まえた対応策を考えることが必要になってきています。