月経〜月経前や月経中に女性が感じる体や心の変化〜

 女性は、毎月脳から卵巣に向けて排卵を促すホルモンが分泌されています。その作用により子宮内膜は厚くなっていきます。排卵とともに受精、そして排卵後、着床しやすい環境を整えるために黄体ホルモンと卵胞ホルモンを出します。この時、妊娠していなければ、黄体からのホルモン分泌が減少していき、血液と共に子宮内膜が剥がれ落ちる「月経」が起こります。
 この排卵と月経は、妊娠をするためになくてはならないものですが、妊娠をしない時に果たして必要なのでしょうか。妊娠をしたい時にだけ必要なのに、そうでない時にまで繰り返される排卵と月経によって、卵巣は疲れてしまい、卵巣がんなどの病気が増えてきているのです。
 また、月経の前や月経中に、腹痛・腰痛・乳房が張る・全身のだるさ・おなかが張る・頭痛などの症状を6割から9割の人が感じています。この他、無気力・イライラする・怒りっぽくなる・憂うつ・信じやすいなどの気分の変化を6割から8割の人が経験し続けています。
 さらに、月経前のトラブルとして、月経前症候群(PMS=Pre-Menstrual Syndrome)というものがあります。思春期などではPMSの症状はあまり認めませんが、30代半ばから40代位の年齢に多くみられます。しかし、職場などではまだまだこのような症状への理解が低く、女性はそのつらさを堪えて働いている状態です。このような状況の中、ただ我慢するのではなく、その問題を解決することが重要です。



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