女性特有の疾患〜女性の体は、月経によってさまざまな問題を抱える〜

 多くの女性は、婦人科や女性専門の医療機関に通うことに抵抗がありますが、年齢を問わず、女性特有の病気があることを知っておく必要があります。特に、若い女性は周りからの誤解を恐れて病院に行かず、病気の発見が遅れてしまうことがあります。
 月経があるために起こる問題として、月経困難症・月経前症候群・子宮内膜症・鉄欠乏性貧血などがあります。なかには、貧血がかなり重症化していても、放置されている人も多くいます。
 また、月経時に、喘息・偏頭痛・リウマチ性関節炎・てんかん・過敏性腸症候群などの既存の慢性疾患は悪化してしまう場合があります。特に、喘息患者の1/3は、月経時に悪化するといわれています。
 思春期では、勉強などのストレスや無理なダイエットで月経が止まったり、逆に出血が止まらず、重症な貧血になっていることもあるので注意しなければいけません。40代前半までの若い年齢で、3か月程度月経がないという場合は、視床下部、下垂体、卵巣、子宮のいずれかにトラブルがある可能性が高いので、必ず病院に行く必要があります。
 このように、月経と慢性疾患との関係は非常に密接で、いかに女性にとって負担となっているかがわかります。妊娠の予定がない時に、排卵や月経は不要ともいえるのではないでしょうか。もちろん、不要といっても、女性ホルモンがまったく分泌されないのでは、エストロゲンが不足し、骨粗しょう症を引き起こしてしまいます。女性ホルモンを維持しつつ、排卵を抑えることが快適な月経ライフのポイントになってきます。



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