呼吸とは 〜横隔膜が肺の働きを助ける〜

 「呼吸」とは酸素を肺に取り込み、二酸化炭素を排出することです。しかし、肺自体が膨らんだり、縮んだりしているわけではありません。肺を囲む筋肉の働きによって空気が肺に入ったり出たりしています。
 呼吸は、胸とお腹で行われています。主に60%はお腹で呼吸され、一般的に「腹式呼吸」という呼吸法が広く知られています。その腹式呼吸は「横隔膜呼吸」とも呼ばれています。横隔膜とは、胃の上辺りにある胸とお腹を区切る、ドーム状に張り巡らされた膜状の筋肉です。ドーム状の横隔膜は、息を吸うとドームの屋根が下がり、息を吐くとドームの屋根が元に戻るという動きを繰り返しています。
 横隔膜の下にはたくさんの内臓があるため、内臓は息を吸う時に下がってくる横隔膜によって前に押し出されます。そのため、呼吸をするとお腹が横隔膜の動きを反映して出っ張ったり、戻ったりします。呼吸するとお腹に空気が入るわけではなく、このようなメカニズムによって成り立っています。

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