歯を失う原因は、う蝕(虫歯)42%、歯周病46%、その他(事故などで折れたなど)12%と、その大半を「う蝕」と「歯周病」が占めています。特に、生活習慣病の危険因子にもなる「歯周病」には、年齢を重ねるに従い、より注意が必要になります。
歯は通常で28本、親知らずが全て生えると32本になります。永久歯の中でも下の奥から2番目の歯が1番最初に生えてきますが、これは1番最初になくなりやすい歯でもあります。次に1番後ろの歯がなくなるケースが多く、最初の1本がなくなった時には放置していた人も、2本目がなくなると噛みにくくなり、入れ歯にするパターンが多いようです。このように徐々に歯の本数が減り、最終的には無歯顎や総入れ歯になってしまいます。
こうして歯が減ってくると噛む力が弱くなってきます。歯が28本全て揃っている状態を100%とすると、下の歯の奥から2番目がなくなり、1本入れ歯を入れると約1割程噛む力が減少します。大まかな数字ではありますが、部分入れ歯にすると平均で30%、総入れ歯になると、自分に合う入れ歯であったとしても、歯が揃っている状態の25%程度しか噛めないというのが現実です。
今はインプラントなどもありますが、なるべく人工物に頼らず自分の歯を大事にすることが最も重要です。