健康日本21  〜歯周病も3大死因の原因となる生活習慣病〜

 日本ではあまり健康教育がされないため、女性が自分の体の基本知識を持っていないことが多く、対処の遅れや間違った情報で不安を感じている人が多くみられます。女性ホルモンについてを知り、正しい知識を持つことは健康を維持するためにも重要なことといえます。

 女性の月経のメカニズムやホルモンの動きは大変複雑で、「女性ホルモン」は女性の疾患の要因としてもかかわってくることが多いものです。この女性ホルモンを分泌しているのは卵巣です。

 脳の視床下部から指令ホルモン(性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH))が出され、指令ホルモンが下垂体に働きかけて、下垂体から性腺刺激ホルモンと呼ばれる2種類のホルモン(卵胞刺激ホルモン(FSH)・黄体形成ホルモン(LH))を分泌します。この2種類の性腺刺激ホルモンは、卵巣に働きかけ、卵巣から「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲストーゲン)」の2つの女性ホルモンを分泌します。卵胞ホルモンは、卵巣の中の卵(卵子)を発育させて排卵を起こし、排卵が終わった後は黄体に変わり黄体ホルモンを出します。

 次に黄体ホルモンが子宮の内膜を厚くし、体温を高温期にして妊娠に備えた子宮の状態を作っていきます。妊娠が成立しなかった場合に不要になった子宮の内膜が剥がれて出てくるのが月経です。

 脳の視床下部から脳下垂体へ指令が下りますが、脳の情動を司る部分に近いため、ストレスを受けるとその影響で脳下垂体からの分泌に異常を起こすことがあります。そのため、ストレスを受けると指令がうまく行われなくなり、月経不順になってしまいます。

 このホルモンの流れは一生同じというわけではなく、年齢を重ねるごとにリズムが変わってきます。女性ホルモンのピークは、20代から30代で、この時期が最もホルモン分泌の活発な時期になり、安定したホルモン状態を形成する時期になります。40代に入ってくると、ピークが過ぎ、40代の半ば位から50代の半ば位の10年間程を「更年期」と呼びます。この時期になるとホルモンの分泌が低下してきますが、平均寿命が長くなった現在では更年期の後も長く生きる時代なので、ホルモンの状態を知り、健康管理をすることが大切です。



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