|
生きがいを持つことは病気にならない秘訣でもあり、万一、病気になった場合でも、それをどのように受け止めるかによって進行の具合が変わってきます。 例えば、がんになった患者さんでも、そのことをネガティブに捉える人は、食欲が落ちる、不安で睡眠が取れなくなるなどを繰り返し、どんどん悪化していってしまいます。しかし、がんになったことを人生の転機と考える患者さんは、長く患いながらも普通の生活を送ることができたり、がんからの生還をする人もいます。 これには、人間の心の力が非常に大きく関係していて、医学の中でも日常的に使われている「プラセボ効果」としても実証されています。プラセボとは「偽薬(ぎやく)」のことです。がんの患者さんの疼痛緩和に鎮痛剤を多く投与するのは危険なため、生理食塩水のようなものを注射する場合がありますが、それで痛みが治まるということが起こります。これは心の力が大きく、「病気や痛みに対して薬を使ったので痛くない」と思い込ませている状態です。 このように、病気に対して落ち込むだけではなく、自分で何ができるのか、どのような気持ちの持ち方をすれば改善されるかを考え、実践していくことも重要です。また、病気になる原因も日常生活の中に潜んでいる場合が多くあるため、生活や人生の見直しを常に行う必要があります。 |