現在の日本の平均寿命は、男性が78歳、女性が85歳といわれ、非常に寿命が延びてきています。その一方で、がん・脳卒中・心臓病が日本人の3大死因として挙げられています。
今までの医学では、これらの病気を人間ドックなどの健診で早期に見つけたり、病気を治療することで健康長寿を達成しようとしていました。
一方、抗加齢という意味の「アンチエイジング」は、加齢による体の変化に対抗し、健康の状態を長くし、幸せに生活することを目指す「抗加齢医学」のことです。その目的は、動脈硬化を防ぐ・寝たきりになるのを防ぐ・認知症になるのを防ぐ・がんを防ぐ・体が酸化するのを防ぐことなどにあります。運動不足や肥満、悪しき食生活、ストレス、睡眠不足、タバコなどの悪い生活習慣があると苦労して健康増進、アンチエイジングをしようとしても効果が得られず、逆戻りしてしまいます。抗加齢医学では、老化を病気と捉え、老化による体の不具合やメカニズムを検査していきます。そして、予防のために生活習慣を見直す、指導、治療を行うといったさまざまな視点から老化を考えていく医学です。
予防医学である抗加齢医学では、全ての年代の人が対象になります。30歳や40歳であっても、検査・診断によって健康長寿を達成するためにはどうすべきかを考えていきます。