抗加齢医学の生活療法 〜睡眠と運動でホルモンを分泌促す〜

 抗加齢医療の基本は生活療法で、そのポイントは4つあります。
(1)「病も気から、老化も気から」と考えられるように、目的意識を持つこと、(2)自分自身のホルモン分泌を促すこと、(3)体をさびさせてしまうフリーラジカルの防御、(4)体内に悪いものが入ってしまったら、できるだけそれを出す、というポイントです。
この中で、ホルモン分泌を促すためには、睡眠や運動が効果的です。
メラトニンは、眠り・睡眠に関係のあるホルモンです。夜、部屋を暗くして眠るとメラトニン分泌が起こり、朝、光を浴びるとメラトニンの分泌が停止します。20歳位をピークに徐々にメラトニンは減少し、年齢を重ねるにつれ、眠りが浅くなる・寝つきが悪くなる・朝早くに目が覚める・途中で目が覚めるなどの症状が出てくることもあります。
現在、70歳以上の約1割の人が睡眠薬や精神安定剤を使用しているという報告もあります。メラトニンは眠るという作用に関しては睡眠薬より弱いですが、もともと人間の体の中にあり、減ってきたメラトニンを補充する方がより自然で安心です。自分自身のメラトニン分泌を促すために、眠る時に部屋を真っ暗にして、朝、起きたら光を浴びることが大事です。太陽の光が理想ですが、それが難しい場合は、電気を見るという方法でも効果が得られます。
また、脳下垂体から分泌されるヒト成長ホルモンは、若さと健康を保つために非常に重要な働きをしています。IGF-1(インスリン様成長因子)は、肝臓で成長ホルモン(GH/グレースホルモン)に刺激され分泌されます。成長ホルモンとIGF-1の協調作用により、筋肉や骨、皮膚の若さと健康を保ちます。心肺機能や消化器、生殖器の機能を保つ働きもあります。成長ホルモンは睡眠や運動で分泌されるので、質の良い眠りや適度な運動が大切です。



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