スポーツと心室細動 〜子供のスポーツ中の突然死は心室細動が多い〜

 心室細動という病気は、中高年では、心筋梗塞や狭心症といった心臓の病気が元々ある人に起こる場合が多いようです。しかし、若い人でも起こすことがあり、特にスポーツをしている時に不整脈である心室細動を起こし、突然死するケースが少なくありません。
若い人の運動中の突然死で最も多いのは、病的に心臓の筋肉が肥大してしまう「肥大型心筋症」です。次に多いのが「心臓震盪(しんぞうしんとう)」となっています。この心臓震盪は、ボールが胸に当たるなどの衝撃を受けたために突然、心臓が止まってしまうもので、今まで元気だった子供に起こります。骨の折れるような強い衝撃でなくても、胸に受けた衝撃によって不整脈を起こしてしまう突然死です。
この他にも、冠動脈という血管に生まれつき病気がある「冠動脈奇形」や「左室肥大」などが挙げられます。しかし、このような原因に関係なく、子供のスポーツ中の突然死は心室細動を起こしているパターンが非常に多くなっています。



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