歯周病の予防には、歯周病の原因となるプラークを歯ブラシで取り除くプラークコントロールが大切です。また、自分では気づきにくいため、定期的に医師の診断を受けることが口の中の変化を早期に発見し、改善していくことに繋がります。
検査では、歯周ポケットの深さを測る・歯のぐらつきの度合いを調べる・レントゲン写真を撮るの3つが一般的で、これらはどこの歯科医でも受けることが可能です。
歯周ポケットの測定には、ポケットプローブという1ミリずつのメモリの付いた器具で深さを測っていきます。このポケットの深さが歯周病を測る目安になります。ポケットの深さが3ミリ以内であれば問題はありません。4〜5ミリであれば、初期の歯周病で骨が少し溶けている可能性があります。6〜9ミリになると歯周病がかなり進行しています。歯にもぐらつきが出ている可能性があります。これが10ミリ以上になると、かなり進行した歯周病で、ほぼ確実に骨がなくなっていると考えられます。歯も抜ける寸前の可能性があり、歯を残すことがむずかしい状態です。
歯のぐらつきは、ピンセットで動かし、0〜3の4段階に分けて測定します。動揺度0は、歯がほとんど動かずに問題がありません。動揺度1は、前後の1方向にわずかに動き、歯周病の初期と考えられます。動揺度2は、前後左右の2方向に動き、進行した歯周病の危険があります。動揺度3は重度の歯周病で、前後左右の他、上下にも動いてしまい抜ける寸前です。歯を残すことはむずかしいと考えられます。
レントゲンでは、歯槽骨(歯を支える骨)の溶け具合をチェックします。歯槽骨の溶けた量(骨吸収量)を歯根の長さと比較して判断し、骨吸収がなければ正常です。1/3以内であれば初期の歯周病、1/3〜2/3であれば進行した歯周病、3/2以上になると重度の歯周病と判断します。
どの検査も痛みもほとんどなく、費用も数千円で済んでしまいます。進行する前に、気軽に歯医者で検査を受けることが歯周病の状態を判断していく上で大切です。