東京慈恵会医科大学健康医学センターでは、健康スローガンとして「一無・二少・三多」の実践を呼びかけています。
これは、身体に悪影響を与えるタバコを止める「無煙」、食べ過ぎ・飲み過ぎを減らす「少食」・「少酒」、じっとテレビばかり見ないで活動する「多動」・休憩や睡眠をしっかり取る「多休」・パソコンなどをずっとやるのではなく、いろいろな物に接する「多接」の6つを意味しています。この「多接」は、美術館に行く・本を読む・音楽を聞く・景色を楽しみに出かける・ペットと遊ぶなど、さまざまなことに接することが大切です。人に接することも含まれるため、悩みなどがあれば人に相談する、お喋りでストレスを発散するなども効果的です。
メタボリックシンドロームの調査を行った22,892名では、この「一無・ニ少・三多」は、6つの健康習慣を平均で3.6個実践していました。さらに調査してみると、「一無・二少・三多」の生活習慣を何も実行していない人は、メタボリックシンドロームに21%かかっていました。しかし、実行している数とメタボリックシンドロームの率を見てみると、1つ実行するごとにメタボリックシンドロームの有病率は減ってき、6つ全部実践している人は7%でした。
そのため、現在、「一無・二少・三多」を1つも行っていない人は2つに、2つ行っている人は3つにと増やしていくことが、健康習慣の改善となり、メタボリックシンドロームだけでなく、さまざまな病気の予防になっていきます。