内臓脂肪 〜内臓脂肪の増加は生活習慣病をまねき、動脈硬化性疾患の原因となる〜

 脂肪には、皮膚の上からつまめる「皮下脂肪」と内臓の周りにつく「内臓脂肪」があります。この内臓脂肪は腹膜の内側にあるため、外からは触れることはできませんが、内臓脂肪が増加してくると、みぞおちあたりから、お腹がぽっこり出てきます。また、私たちは加齢とともに皮下脂肪よりも内臓脂肪が増えやすくなります。
なぜ内臓脂肪の増加は良くないのでしょうか。一昔前まで、脂肪細胞は主にエネルギーを貯蔵するだけの不活動な細胞であるとされてきましたが、ここ数年の研究で脂肪細胞、特に内臓脂肪の脂肪細胞からは多くの物質が分泌されており、これらが糖尿病や高脂血症、高血圧症などの生活習慣病を引き起こす原因になっていることが明らかになりました。
糖尿病・高脂血症、高血圧症などは血管をボロボロにするため、動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞などの発症にも繋がります。これらの病気を防ぐためには、いかに内臓脂肪の増加を予防、改善するかということが重要になってきます。つまり、お腹周りをいつも引き締めて、若々しい体でいることは、病気を防ぐ大きな手段だといえます。
女性は、一般に男性に比べて内臓脂肪が少ないといわれていますが、閉経後は内臓脂肪が増えやすくなるため注意が必要です。



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