健康で若々しい体を維持するための「筋肉」。筋肉には体の動きをつくりだす他にも、「姿勢の維持」、「関節の保護」、「血液循環」、「エネルギーの消費」といったように、沢山の重要な働きがあります。
高齢になると膝関節の骨がすり減り、膝に痛みが起こる変形性膝関節症に悩む人が増えてきます。膝の痛みから車椅子に座り続け、筋肉を使わないために、そのまま立ち上がることができなくなってしまうケースも少なくありません。筋肉は使わないと、どんどん衰え、筋力も低下します。ですから、痛みや腫れ、熱を持った急性期に運動を行うことは避けなければなりませんが、症状が落ちついた慢性期になれば、医師の確認を取り、無理をしない程度に負荷を調節して筋力トレーニングをする必要があります。自立した生活をいつまでも送るため、高齢者のデイサービスなどでも筋力トレーニングが積極的に取り入れられています。
さらに、筋肉は体のラインにも大きく関わっています。腹筋や背中の筋肉である脊柱起立筋は前後から体を支え、姿勢を維持します。また、体の前面にある腹直筋(腹筋)はお腹周りをスッキリさせ、腰のすぐ下にある大臀筋(だいでんきん)はお尻を持ち上げヒップラインを美しく保ちます。キレイな体のラインを維持するためには、いかに筋肉を鍛え、衰えさせないようにするかが重要な鍵を握ります。
筋肉は何もせず、使わなければ衰える一方ですが、何歳になっても適切なトレーニング方法によって鍛えていけば、維持し、増やしていくことも可能です。健康で自分らしい生活を送るためには筋力トレーニングを毎日続けることが大切です。