うつ病の治療をしていく上で大切なことは、うつ病を完全に治してしまうということです。うつ病で死んでしまうことはありませんが、うつ病になると自殺願望が出てしまうため、自殺をしたいという気持ちを改善しなくてはいけません。また、1度良くなったら、再度そういう気持ちにならないようにする必要があります。
うつ病は、時間が経つだけでも自然に良くなるもので、良くなったら仕事に復帰すればいいと考えて「休む」ことが大切な治療になります。また、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ薬も効果的で、その薬が合っていれば症状を軽くしたり、自然の経過だけで回復までにかかる期間を短くすることも可能です。その他、心理的な治療である認知(行動)療法も行われていますが、この3つの中で最も有効とされているのが「抗うつ薬」による治療法と考えられています。
抗うつ薬を飲むと誰でも元気になると思われがちですが、その人のうつ状態に薬が合っているかが大事になります。現在、日本では、約20種類ほどの抗うつ薬があり、その中のどれが自分に合うかは飲んでみないと分かりません。飲んだ薬がきちんと合っていればうつ症状は必ず良くなります。
うつ病は時間と共に自然に良くなってきますが、治療をすれば、治療をしないよりも早く治る、再発を防ぐといわれています。