唾液には、抗菌作用・粘膜保護作用・緩衝作用・味覚作用・成長因子・消化作用・潤滑、保湿作用など、人間が健康を維持するために必要な多くの役割があります。この多くの働きを持つ唾液の分泌が低下してしまうと虫歯や歯周病、口が渇いてしまうドライマウスなどさまざまな病気を引き起こします。
また、唾液には修復能力もあります。傷ついて使えなくなった皮膚や粘膜は剥がれ落ち、新しいものに変わります。それは皮膚や口の中も同じですが、成長因子のおかげで口の粘膜の方が外側にある皮膚よりも修復の早さが数十倍も高くなります。例えば、口の中を怪我してしまっても気が付いたら治っていることがよくあります。皮膚を怪我して縫った場合、抜糸までに約2週間かかりますが、口の中の場合、1週間で抜糸できてしまいます。
このように、唾液には健康を保つために重要な役割が多くあるため、唾液の分泌量が減るというのは、大きな問題になってきます。