ドライマウスの症状(1) 〜唾液量が減少し、さまざまな口の中のトラブルを起こす〜

 「ドライマウス」は、唾液の分泌が低下することで口の中が乾燥してしまっている状態です。口が渇く・味が分からない・虫歯ができやすい・口内炎ができやすい・会話が長く続けられない・乾いた物が食べにくいなどが起こります。
ドライマウスの人はもともと唾液が少なく、話しをしているといつも以上に口が渇き、呂律が回らなくなるため、人と会って話すことが苦手になり引きこもりになってしまう人もいます。
口の中に唾液がたっぷりあれば、口の中の炎症である口内炎もすぐに修復できますが、ドライマウスの人は唾液が少ないため、口の中が荒れている状態の人が多くなります。また、ドライマウスの患者の歯の治療痕をチェックすると、どの人も歯磨きがよくできていて、プラークコントロールがしっかりとできていても、殺菌作用がある唾液が少ないために虫歯ができやすくなり、歯の治療の数が多くなっています。実際、50代から歯の具合が悪くなり、歯医者に通っているという人が増えているようです。
唾液には、味を感じる味蕾(みらい)細胞まで運ぶという役割がありますが、乾燥した舌のままでは、食べ物を噛んでも味の成分を味蕾細胞まで運ぶことができません。荒れた口の中では、味蕾細胞も傷んでいる場合が多く、味が分かりにくくなるケースが増えてしまいます。



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