脳の動脈硬化を予防する運動は、習慣的な有酸素運動です。有酸素運動のわかりやすいイメージは、「ing運動(イング運動)」です。「ing運動」とは、ウォーキング、スイミング、サイクリングなど、カタカナに表記したとき語尾にイングがつくような運動です。ゆっくりと低強度で行えば30分以上続けられるような運動になります。
なかなか運動時間が取れない方は、日常生活をちょっと活動的にしてください。クリーニング(掃除)でも、てきぱきと行えば十分効果が得られます。通勤時に駅まで歩くようにする、エレベーターやエスカレーターを使わないようにするなど、日常生活の中で意識して細切れの運動を積み重ねていきましょう。トータルで30分を目標にしましょう。
有酸素運動は、実施頻度が高い方が効果的です。どうしても時間が取れない場合には、週に3回以上を心掛け、できる限り毎日行ってください。休みは中1日で、2日以上休むと運動の効果が落ちます。
運動強度は、笑顔で会話しながらできる「ニコニコペース」から、少しきつい・汗をかく程度の「頑張りペース」が効果的です。
●元気ウォーキング
手軽に取り組める有酸素運動の代表はウォーキングです。ペースをあまり気にしなくても、フォームのコツをしっかり覚えて行えば、自然と「ニコニコペース」「頑張りペース」を保てます。
・へその下にある筋肉を息を吸いながら引き上げる。
・息を吐きながら肩だけを下げる。
・腕は肘を軽く直角程度に曲げ、前腕の力を抜き、意識して前に向かって振る。
・つま先をしっかり上げ、意識して踵から着地する。
・普段より一足長分、大股で歩く。
・大腿の付け根から前に出すように歩く(腰から前に歩くようなイメージ)。
ウォーキングシューズにはあまりこだわる必要がありませんが、選ぶポイントとしては靴を曲げた時に底の部分が柔らかく、土踏まずの少し前の部分がよく曲がるものが良いでしょう。また、土踏まずの部分は、アーチラインがややぴったりしていて足が上下に動かないシューズが疲れにくくお勧めです。歩き疲れてくると足が浮腫んでくるため、調節ができる紐のシューズがウォーキングに最適なシューズといえます。また、ランナー向けの床反発力がありすぎるシューズや底の薄いシューズは、ウォーキングには向いていないので、ある程度の底の厚みがあるものがお勧めです。