成長ホルモンの働き(1) 〜加齢による成長ホルモンの減少は、体の機能を低下させる〜

 老化の原因はまだよく分かっていませんが、遺伝的な要因・ホルモン分泌の変化・細胞の酸化・肥満の4点が関係しているのではないかといわれています。遺伝子的要因は、現段階では自分の努力でどうすることもできませんが、残る3つは改善が可能のため、アンチエイジングができます。
 老化の背景因子の1つと考えられる「成長ホルモン」は、脳下垂体から分泌され、成長期の体の発育を促す、体を作るホルモンです。この成長ホルモンが、高齢期でも非常に重要な役割をしていることが最近になり分かってきました。
 加齢と共に分泌量が減少してくる成長ホルモンは、20歳の時のレベルを100とすると60歳では40%レベルにまで低下しています。このような加齢変化は誰にでも起こり、年齢を重ねれば成長ホルモンは、低下・欠乏の状態になっています。
 成長ホルモンが欠乏すると、筋肉の量が減る・骨が弱くなる・腹部皮下脂肪が増えるなど症状が現れます。そのため、運動をしてもなかなか痩せにくくなり、おなか周りに脂肪がつくといった機能面での変化が現れます。脂肪が溜まった体型は、日常生活動作能力や運動能力を低下させ、疲れやすくなります。成長ホルモンの欠乏によって起こる、このような構造・機能面の変化がいわゆる「老化現象」です。





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