自助努力で成長ホルモンを分泌させる方法があります。それは、筋に乳酸が溜まるような運動をすることです。たとえば、高強度のレジスタンス運動(きつい筋力トレーニング)をすると、代謝産物として筋に乳酸が蓄積します。その蓄積量をメタボリセプターが脳に知らせます。乳酸の蓄積量に応じて成長ホルモンが視床下部から分泌されます。
筋に乳酸を蓄積させる運動条件として、高強度の負荷・短めの休息時間・血流制限の3つが挙げられます。まず最大筋力の80%位の高強度の負荷(80%1RM)を筋にかけること。また、セット間の休息時間(インターバル)を短めに30秒から1分以内にすること。さらに、静脈還流を制限し、筋に乳酸を溜めること。血流制限を用いれば、低強度の運動でも成長ホルモンが分泌され、筋がどんどん肥大します。今、話題の加圧トレーニングは、血流制限のメカニズムを利用したトレーニングのひとつです。特殊な圧力バンドで手足の付け根を縛り、静脈還流を制限した状態で、乳酸を筋に溜め込んでいくトレーニング法です。