血液と体温 〜運動で体温を上げることが脂肪の減少に繋がる〜

 体を動かすと体内に流れる血液は多くなります。運動時に心臓がドキドキするのは、血液が早くたくさん流れている状態だからです。じっとしている安静時は、血液1滴が心臓から体を回って心臓に戻ってくるのに約1分かかります。それを基準に考えると普通に歩いている状態は、安静時の約3倍の速さで血液が流れています。少し急ぎ足で歩いた場合、約4倍。さらに本格的に速歩を行うと約5倍になります。走る場合はさらに流れが速くなり、例えば、軽く走っても約8倍、さらに速く走ると約10倍、それ以上速く走ると約12倍とますます速くなっていきます。
人間の体は、例えば体温が36.5度でもそれは血液の温度ではありません。血液は約39度で血液の量が多ければ、体温は上がっていきます。筋肉の温度は運動時に39度に近くまで上がるため、運動すると体が熱くなります。36.5度から39度の間に体脂肪が溶ける、燃えるといった化学反応を起こすポイントがあります。そのため、動脈硬化を起こしている箇所が運動によって温まり、脂肪が解けて流れ、化学反応で解消されていきます。これが運動をすると体脂肪が減少していくというメカニズムに繋がります。
体温を上げるためには、一定の強さの運動を10分位続けるという「エアロビックな運動」でなければいけません。エアロビックな運動で血液の流れが速くなれば体温が上がり、脂肪の代謝も進むため、続けていると少しずつ体脂肪が減少していきます。
運動は筋肉を発達させます。筋肉が発達すると体力が付き、それが体全体を順調に作動させていきます。筋肉があれば体力もあるのでしっかりと早く歩いたり、軽く走ることもできますが、筋肉が鍛えられていないと運動はできません。健康のためにといきなり激しい運動をするのではなく、少しずつ筋肉や体力をつけていくことが大事で、毎日の積み重ねが大切になります。



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