手のしびれや痛み 〜痛みの箇所で頸のどの部分に異常があるかが判断できる〜

  頚椎は7つの骨から構成され、それぞれの骨の間に椎間孔があります。それぞれの穴を通る神経がどの部分のものかが解剖学的にある程度分かっています。ですから、手のどの部分にしびれや痛みがあるかで頸のどこに異常があるかを推測することができます。  頸椎症性根神経障害の場合、多くの人が手のしびれを訴えます。その多くが肩から腕、腕から手といった上下方向への広がりを持っています。このような場合、頸椎症が疑われます。これは、上下へのしびれの広がりは神経方向に沿ったもので、上肢の一部の限られた範囲のしびれであれば頚椎症ではありません。手のしびれの箇所を親指側か小指側でどちらが強いかを確認し、前腕なら内側か外側かをチェックし頸椎症の部位をチェックしていきます。  はっきりとしたしびれの箇所が確認できない場合、末梢神経の障害が本当にあるかどうか自体を含めて考え直す必要が出てきます。神経の分布と症状が一致しない患者が少なくないからです。



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