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知覚に関係する中枢神経は大脳皮質にあり、ここで知覚が認識されます。脳の中で知覚障害を起こす可能性がある部分は、脊髄から脳の中央にあり視床までに至る神経元(ニューロン)とそこから大脳皮質に至る神経元のどちらかです。これからの経路、または神経細胞に破壊があると感覚の伝達がされません。脳卒中は脳血管障害とも呼ばれ、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血があります。脳出血は脳内の動脈が破けて血腫が広がり、周辺の神経組織を壊してしまいます。脳梗塞は、血管が閉塞するため、血管からの栄養が届かなくなりその領域の神経組織が壊れてしまいます。 感覚神経の経路が破壊されれば障害が起こり、知覚の種類によって障害の程度は異なりますが、顔面を含む半身に障害が現れます。神経は交差しているため、左脳の病変であればしびれは右に現れ、右脳の病変であれば左にしびれが現れます。 全ての感覚経路が壊れてしまうような重篤な病変が起きた場合、死に至ることが多くなるため半身の完全な知覚脱失を残すような後遺症はほとんど残りません。しびれの種類は、大脳皮質や皮質下の部分の病変では知覚鈍麻を起こすケースが多くなります。さらに深い部分にある視床の病変はさまざまで、知覚鈍麻を起こすこともありますが、半身全体に及ぶ不快感を伴う痛みが持続してしまう視床痛という後遺症が起こることがあります。 治療としては、抗てんかん剤を服用することで、わずかではありますが不快な症状を軽くすることができます。脳神経外科では、定位脳手術という視床の一部に針を刺し込み、特定の神経細胞を焼いてしまうという治療法があります。技術的に難しく、せっかくしびれがなくなっても知覚全体が鈍くなってしまうということもあり、限られた施設でしか行われていません。 |