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「末梢神経」とは、神経線維がまとまり小束となり、その小束が集まり大きな束となり、さらにその大きな束がいくつかまとまり神経の枝となったものです。脊髄から分かれたばかりの太い神経は何万もの神経線維から成り立ち、いくつにも枝分かれして皮膚に近づくころには数百本の細かい束になっています。神経線維1本を見てみると、電線の金属部分と同じように中央に「軸索」と呼ばれる神経からの命令を電気的刺激として伝える部分があります。軸索の周りには、絶縁体でできた被覆線のような「髄鞘(ずいしょう)」と呼ばれるもので覆われています。 末梢神経に障害が起こる器質性障害には、末梢神経の軸索から切れてしまう「軸索変性」と被覆線である髄鞘が壊れてしまう「節性脱髄」の2つがあります。一般に末梢神経の障害は節性脱髄で、被覆線が傷み、他の神経線維の軸索が触れ合ってしまうことが原因です。また、軸索を保護する髄鞘が壊れることで軸索も障害を起こすこともあります。しかし、軸索は正常に保護されていることが多く、病気が治るとしびれも治まるケースが多く見られます。軸索変性は、命令伝達に関する箇所の障害が目立つので、治りにくいのです。 |