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しびれが全身的に及ぶ末梢神経の障害は、全身的に何か異常があるため、症状の1つとして、または中心となる病状として末梢神経に異常をきたすことがあります。この場合、末梢神経障害も大切ですが、元となる病気を治療することも重要になります。 全身にしびれをもたらす末梢神経障害として、「多発性神経炎」があります。これはGlove and Stocking Type(手袋・靴下型)と呼ばれる手足にしびれが出るものです。重症度によって症状は異なりますが、手足の指先だけにしびれを感じる人もいれば、下肢は大腿部以下、上肢は肘以下すべてと広範囲にしびれを感じる人もいます。 一般的に全身的な末梢神経の障害では、走行距離の長い末梢神経の方が障害を起こしやすいという特性があるため、遠位部という体から遠い部分に症状が目立ってきます。下肢の神経は、腰髄から分かれた後、お尻の後ろから座骨神経として現れ、少しずつ分岐しながら大腿や下腿、足部に向かい、長いものは1mを超えるものもあります。上肢に向かう神経は頸髄部分で脊髄から分かれて上腕、前腕、手へと向かいます。こちらも1m弱の長い神経です。上肢よりも下肢へ向かう神経の方が長いため侵されやすくなり、手先よりも足先の方が強いしびれを感じるケースが多くなります。症状が軽ければ、靴下部分のみの痺れで、手には症状が出ないということもあります。 |