末梢神経障害によって起こる症状 〜原因不明の場合、ウィルスを疑う必要がある〜

 「多発性神経炎」で病院を受診する人の原因の多くは不明です。原因が明らかなものから推定に過ぎないものまで種類はさまざまですが、なかでも「ウィルス」が原因となっているものが多いのではないかといわれています。これは、ウィルスが神経の中に直接入るのではなく、風邪などウィルス感染によって何らかの免疫異常が起こり、末梢神経に悪影響を及ぼしているのではないかと考えられています。  原因が不明のしびれを訴える人の中には、多発性神経炎を発症する以前に風邪のような症状を感じている人が多数いるようです。この場合、相互関係を厳密に証明するのは困難で、原因は不明とするしかありませんが、ウィルスの可能性も考慮する必要があります。  それ以外の原因としては、低栄養や癌などによる悪液質、妊娠、老化、有機溶剤、重金属、薬物中毒なども挙げられます。また、膠原病など免疫に関する病気や糖尿病、肝障害、腎障害なども原因となることがあります。この他、先天性、遺伝性による場合もまれにあります。  低栄養の場合、栄養素の摂取不足によって末梢神経を傷める可能性がありますが、代表的なものはビタミンB1欠乏症(脚気:かっけ)です。入院中で点滴を受けている人や極端な偏食、ダイエットなどによるビタミンB1不足が原因となることがあります。なかには、車を買うための節約でインスタントラーメンばかり食べていたことで脚気になり下肢や四肢にしびれや下肢末端を中心にむくみが現れるケースなども時々あるようです。



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