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しびれを起こす病変には、治るものと治る可能性があるもの、治癒が期待できないものがあります。機能性病変が原因のしびれは、組織に障害がないために治りやすいですが、再発しやすいものでもあります。逆に、中枢神経組織はほとんどの場合、修復不可能です。しかし、末梢神経には再生能力があるため、治る確率が高いといえます。 末梢神経は、条件がよくない場合を除き、毎日少しずつ伸びて修復・再生を行います。まず、傷ついた神経から軸索が伸び、軸索の先端が枝分かれして伸びていく先を探します。その先の障害を受けて傷んでいる神経に到達すると、もともと軸索があった部分に潜り込み、他の方に伸びた神経は退縮するため、潜り込んだ幼弱な軸索だけが伸びていきます。次に、髄鞘も薄く形成され始め、後を追うように前方へ進んで行きます。時間が経つにつれ髄鞘の修復部分にもしっかりと厚さが整い、先へ伸びる軸索も最終的に末端まで伸びて修復が完了していきます。 末梢神経の再生、修復は、1日に0.3〜1mmです。1日に1mm伸びれば1ヶ月で3cm、10ヶ月で30cm伸びる計算になるため、1m程ある手足の長い神経は、修復に2年以上かかることも珍しくはありません。末梢神経の障害は多くが節性脱髄で再生が望めます。しかし、軸索変性の場合には再生はできません。 |