健康のためにダイエットを始めたり、タバコを止めるきっかけは人それぞれですが、有名なWHO(World Health Organization:世界保健機構)の健康の定義「身体的、精神的、社会的に良好」というのは50年も前の定義です。21世紀の健康の定義は、専門家が診断するのではなく、自分で自分がどの程度健康だと思えるか、いきいきと生活できているかを認識できるかが大事なのです。
太っている人と痩せている人、血糖値が高い人と低い人で、どれ位医療費が違うのかを分析した結果、自分が健康だと思っている「自覚的健康」の人は、医療費が少ないというデータが出ています。健康とは、“自分の可能性を最大限に引き出せている状態”で、元気に働けている、活動できているということが大切です。元気で活動していくため、自分の好きなことをやれるベースを持つことは重要になります。
健康診断で胃がんが見つかった場合にやることと、糖尿病やメタボリックシンドロームはまったく違います。胃がんであれば、安心して手術を任せられる病院などを探しますが、糖尿病やメタボリックシンドロームは医師ができることが少なく、自分で生活を改善していかなければなりません。そのためにも、自分のことを知り、自分で決めていくということが非常に大切になります。