テレビ、雑誌、新聞など、メディアでよく目にするようになった「メタボリックシンドローム」は、心筋梗塞や脳梗塞などの危険がある動脈硬化性疾患の総称です。2006年5月、40〜74歳の男性は、半分がメタボリックシンドロームやその予備群で、1960万人にも上るという発表が厚生労働省より出され、注目されるようになりました。現在では、男性の3人に1人は肥満といわれ、肥満や糖尿病患者の数は増え続けています。
このメタボリックシンドローム患者の内、1/4程度を平成24年までに減少させるため、2008年の4月より40歳以上の男女の腹囲を測る特定検診がスタートします。腹囲を測定し、男性85cm・女性90cmの診断基準を超えている場合、保健師や栄養士の指導を受けることになります。メタボリックシンドロームという名前は広く知られましたが、この腹囲を測ることはまだあまり知られていないようです。
近年では医療費が非常に高くなり、年間の国民医療費は30兆円にまで増え、私達の負担となっています。実際に患者が支払う金額を糖尿病だけで見ても1兆円を超えています。医療費削減のために始まるともいわれている腹囲の検診ですが、大事なのは腹囲が大きくなると体にどのようなことが起こるかが問題で、それを考えていくことが大切です。