現在、日本をはじめアジアでは、「骨粗しょう症」になる人が急増しています。骨粗しょう症は、骨を形成している骨細胞が溶け出てしまい減少し、その結果骨の強度が弱くなった状態で、高齢の人や閉経後の女性に多く見られる病気です。
これまで女性は、男性よりも元気で長生きできると思われていましたが、平成15年の新聞では、「75才を超える女性に要介護者が増えている」という記事が掲載されました。80才以上になると介護が必要となる女性の数は、男性の1.5倍にもなるそうです。その理由は、女性に骨折したり、認知症になったりするケースが多く、自律できなくなってしまうからです。
骨を構成しているカルシウムなどのミネラル成分を表す数字で「骨密度」というものがあります。若い頃の骨密度を100%とすると、老化と共に骨量は減少し、そこから70%未満の骨密度になると骨折しやすくなりいつ骨折してもおかしくない状態の骨粗しょう症と診断されます。骨折すると寝たきりや認知症になりやすいのです。
そのため、骨粗しょう症を予防し、骨折や認知症など介護を必要とする生活になるリスクを低くしていくことが大切なのです。
アジアではこの骨粗しょう症が増えていますが、北欧では、最近、減少に転じています。北欧では、骨粗しょう症予防のための講演会やセミナーなどが以前から積極的に行われ、多くの人が関心を持ち骨粗しょう症や骨折予防法を勉強しています。また、骨密度を増加させるための積極的な生活を支援していることが理由です。