子供の骨折 〜この20年間で、子供の骨折の割合は倍に増えている〜

 最近では子供の骨折が増えています。7才から17才の骨折頻度のデータを見ると、1974年から1995年の20年間に子供の骨折が倍になっていました。
踵の骨密度は、足の付け根の大腿骨頸部の骨と似ていて、骨の代謝による影響が早く現れる部位です。子供の骨折の原因をさらに詳しく調べるため、超音波測定機で子供達の踵の骨密度を測定しました。その結果、骨密度の低い女子の特徴は、女子学生の低骨密度者と同じように、低体重、低身長、初経が遅い、牛乳・ヨーグルトが嫌い、小魚が嫌い、洋式の生活をしている子供が多いということが分かりました。男の子の場合も低体重、低身長で、食事面では牛乳やチーズが苦手なようです。これらからも分かるように、子供の骨の成長にもやはりカルシウムの摂取量が大きく関係しているといえます。
低骨密度改善のための指導を行い、翌年再び測定をしたところ、女子の場合、魚や野菜・果物の量を増やした子供の骨密度は増えていました。また、男子では骨密度に関心を持ち、小魚や野菜を増やした子供の骨密度が上がっているという結果が出ています。男子は、骨密度に関心を持つと、カルシウムを増やすなど食生活が改善されるようです。



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