中年期、閉経前の低骨密度の女性は、子供や学生と同じように低体重、月経不順、運動不足、喫煙、大豆製品の摂取不足、野菜の摂取不足、欠食が多いという特徴がありました。中年期で閉経前にも関わらず月経不順がある場合、女性ホルモンの分泌が悪くなってきていることが骨密度に影響してきているようです。
また、閉経後には、閉経から何年経過しているかで骨密度が違ってきます。そのため、閉経後1年の人と3年の人では、骨密度にも大きな差が出てしまいます。さらに閉経後は、過去のことだけでなく、現在どれ位運動をしているか、毎日どれ位牛乳や小魚を摂取しているか、欠食をしているかなど、今の食生活も大きく関わってきます。また50才以上の人達は乳児期に適切な人工乳が摂取できていなかった可能性があり、乳児期に人工乳で育った人は骨密度が低いという結果も示されています。
65才以降の老年期では、骨粗しょう症により身長が低くなってきています。1番骨密度に影響するのが体重で、その他に閉経後の年数、現在の運動量や大豆製品の摂取不足、野菜の摂取不足が関係するという特徴があります。
骨粗しょう症学会による骨粗しょう症の予防と治療のためのガイドラインでは、カルシウムを1日800mg以上摂取すること、栄養バランスの取れた食事をすること、適正体重を維持することの3点が勧められています。もちろん中年期には糖尿病やメタボリックシンドローム予防のため、太り過ぎはよくありませんが、適度な体重を維持していないと骨密度までもが減ってしまう危険性があります。