部位ごとの骨密度 〜動かす頻度によって変わる骨密度を調べることが重要〜

 骨の形成を活発にし、骨粗しょう症や骨折を予防するには、まず今の骨の密度を知っておくことが大切です。現在では、微量のエックス線を使用するDXA(デキサ)法により、骨密度を正確に測ることが可能です。この方法は、現在世界的に最も信用されている検査方法です。
10数年前、研究者達はどこか身体の1か所の骨を検査すれば全身の骨密度も同様であると考えていましたが、いろいろな部位をDXA法で検査したところ、骨の部位によりそれぞれ違っていることが分かりました。例えば、よく物を噛んで食べる人は顎の骨密度が高く、よく歩く人であれば踵の骨密度が高く、テニスをする人であれば利き腕の骨密度が高くなっています。
日本人の場合、高齢になると背骨が曲がってくる人が多いのですが、これは背骨に圧迫骨折が起こっているからです。この骨折を予防するには、背骨の骨密度を調べる必要があります。
また、今日では、足の付け根を骨折する「大腿骨頸部骨折」が都市部の高齢者に増えてきています。ヒトの最も大きな骨である大腿部の骨折が70才以上から増え、これが寝たきりや認知症、要介護の原因となってしまうケースが多いのです。この骨折を予防するには、大腿骨頸部の骨密度を測る必要があります。





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