[ストレッチング前の準備運動]
肩や首のストレッチングの前に、これから伸ばす筋肉の周辺を動かします。例えば、首を軽く動かしたり、肩を動かしたりしてから行います。
・天井を見上げるように首をゆっくり動かす。
・下を向きます。首を起こして今度は横に倒す。
・首を反対側に倒す。
・元の位置に首を戻し、ゆっくり右回りをする。
・左回りをする。
これを何セットか行うと筋肉内の血液の循環がうながされ、ストレッチしやすい状態になります。
●1人で行う肩こり解消プログラム(強度:ベーシック 各ポーズ30秒程行う)
(1) |
・椅子に座り、頭を抱え込み、ゆっくりと手を添えて頭を下に下ろす。
・ゆっくりと首を起こす。
このストレッチングでは、首の後ろ側や背中の上の方が動いているのを感じるように行います。手は後頭部の後ろの方にかけるか、上の方(頭頂部に近いあたり)にかけるかで強さが変わるため、自分の気持ちが良いと感じるところに置いて行えば良いでしょう。背中はゆっくり丸めていくと気持ち良いですが、椅子の背もたれに背中を当てたまま、背中を伸ばした状態で首だけを伸ばす方が心地良いという人もいます。
ちょっとした手の位置や背中の場所などで違いが出てくるため、その違いを実感し、自分に合ったフォーム=オーダーメイド・ストレッチングを見つけましょう。 |
(2) |
・椅子に座り、両手を頭の後ろに組む。
・腋の下を覗き込むように斜めに丸める。
・反対側も行う。
このストレッチングでは、手に力を入れず、肘の力を抜いて行います。
少し上の方を見る位が気持ちの良いポジションか、お腹を見る位が気持ち良いのか、自分に合った角度を微調整で探していきます。
両手を頭の後ろにする方法でやりにくい場合、片手でも構いません。 |
(3) |
・椅子の座席部分に手をかけて浅く腰掛ける
・椅子から落ちないように気をつけながら、背中を背もたれに近づけるように丸めていく。
椅子に浅く腰掛け、少し脚を開きそのまま背もたれに背中を近づけるように背中を丸めていきます。
背中が伸びていると感じない場合、立った状態で柱に捕まって行うなどすれば実感できます。柱でなくても、どこかに掴まり、肩甲骨が広がっている感覚を得ていきます。
人それぞれ伸びを感じるポーズは違うため、手を当てる位置を変えるなどしてポジション調整を行います。 |
(4) |
・両手にペットボトルを持ち、椅子に座る。
・両手を広げ、背もたれに寄りかかりながら胸を広げる。
これは、背もたれを利用して胸を開くストレッチングです。ペットボトルの重さが抵抗になって、その抵抗を利用しながら広げていきます。
椅子に座って行わなくても、エクササイズボールなどに仰向けになっても同じ効果が得られます。 |
●2人組で行うストレッチング
(肩周辺の筋肉を伸ばすパートナー(ペア)ストレッチング:各ポーズ15秒〜20秒行う)
2人組みで行う「パートナーストレッチング」は、受身で行うストレッチングです。自分だけでは伸ばせない部分を相手のサポートによって伸ばすこともできるため、1人で行うストレッチングとは違った気持ち良さが体験できます。
無言で行わず、ストレッチを受けている最中に痛みがあればパートナーに伝え、無理をせずに気持ちの良い強度で徐々に力を入れて伸ばしてもらうことが大切です。
(1) |
・ストレッチングを受ける人が座る。
・パートナーは、肩の筋肉を和らげるために軽く肩を叩いたり、肩を揉む。 |
(2) |
・ストレッチングを受ける人の片側の肩を押さえ、動かないようにする。
・耳の高さ位に手を当て、頭を後ろからゆっくりと痛くない程度に正面に押す。
・押す力を緩め戻す。(押す力が緩い場合、耳よりも高い位置に手を置くと押す力が強くなります)
・肩に手を添え、頭に手を置き、斜めにゆっくり押す。(斜めに押す場合、押す方向と逆の肩を押さえます)
・手の位置を変え、反対側に押す。 |
(3) |
・ストレッチングを受ける人は背もたれから背中を外し、横向きに椅子に座る。
・パートナーは相手の手首の辺りを持つ。
・お辞儀をしない程度に低い位置からゆっくり腕を上に持ち上げる。
・無理がないようであれば、ゆっくり上げた指先を近づける。 |
(4) |
・座っている人は頭の後ろで手を組み、少し深めに座る。
・パートナーは、相手の腰の辺り自分の腰を当て、床と平行に肘を後ろに引く。 |
※背中の力が弱くなると前かがみになりがちで、呼吸が小さくなります。呼吸筋を広げるために重要なストレッチングです。低い位置から伸ばしても伸びた感じがしない場合、頭の後ろに組んだ手を外し、肘だけを引いてもらうと違った伸びが感じられます。
また、肘の辺りの前から手で抱え込むように持って後ろに引くと強い引きになり、伸び方(ストレッチされる感覚)が変わります。
これらのストレッチングは座って行うだけでなく、仰向けになって行うこともできます。イージーの強さからハードまで、ストレッチ強度をコントロールすることもできるため、お互いに合ったストレッチングを探して行うことでより高い効果が期待できます。