老年期は、うつ病でなくても身体のあちこちに不調を感じ、心気的になります。そのため、焦燥や不安から自殺年慮が起こり、生きる価値を失ってしまうことがあります。
また、老年期には、さまざまな原因から一時的に意識が朦朧とすることもあります。これは「せん妄」という意識障害です。このせん妄状態を認知症や精神病と誤解されることがあるのです。
体の病気が一時的に悪化した場合や薬の影響などから「せん妄」が起こることもあります。一過性の判断力の低下や見当識、認知症(認知障害)も起こします。この認知症の状態が続くと無気力になり、うつ状態にもなってきます。
老年期の認知症の症状はめまぐるしく変化していく時期があり、老年期のうつ病や老年期の認知症を看護する場合、慢性的な病気として扱うのではなく、日々の変化に合わせた介護や対策が必要です。