老年期の人は、「仮面うつ病」といわれるうつ病らしくない症状が前駆症状として現れ、それがきっかけで、うつ病が見つかるケースも多くあります。
例えば、慢性疼痛・めまい・視覚障害・アカシジア(イライラしてじっとしていられない神経症状)・胃腸の症状・下痢・便秘・呼吸困難・頻脈・動悸・排尿困難・自覚的な認知障害・精神的症状などが挙げられます。このような症状がうつ病と必ず結び付くのではありませんが、これらの訴えをいつからいつまで起こしたか、ずっと続いているか、季節によって現れる症状で、自然に治っていくかなど、その経過を見ていくとうつ病との関連性がより明確に分かってきます。
また、これらの症状が1つだけでなく、呼吸困難を起こすと胃腸障害も起こる、めまいを起こすと別の症状も現れるなど、複数の症状を併発するとうつ病になる危険性が高くなります。そのため、うつ病を予測した治療が必要になります。