うつ病と認知症の判断 〜うつ病の初期症状に認知症が起こるなど判断は困難〜

 うつ病と「認知症」の判別は非常に難しく、指導書などではそれぞれの違いについて述べられていますが、それらの判別診断と症状が一致するとは限りません。うつ病の初期症状として認知症の症状が現れることが最近では分かってきています。しかし、うつ病と共に認知症状が現れたり、認知症患者がうつ病を発症するなど、さまざまなケースがあります。そのため、特に初期の場合、両者を区別するのは困難です。
認知症の初期症状では、急に物忘れが起こることがあります。特に、記憶がなくなり、自分がどこに居るのか、どこに行っていたのかなどが分からなくなるケースも出てきます。このような症状を繰り返す場合は、認知症の可能性が高いといえます。
うつ病の場合、食欲衰退や不眠、自信を無くすなど、生命力の低下が見られるようになります。これは、自律神経症状や気力、無欲状態から起こるもので、自覚症状があっても、いつ頃から症状が出始めたかなど、本人は経過が分かりにくいようです。しかし、周囲の人には最近になって様子が変わったという印象があるため、経過が比較的分かりやすいといえます。



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